メキシコ合衆国
第47期 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画
(旧称:日墨交流計画)
スペイン語・メキシコ文化コース 募集要項
平成30年9月28日
1 目的
日墨両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に貢献出来るような若手人材の育成を目指し,メキシコにおいて研究・研鑽を積む機会を提供するものである。なお,本研修計画は,1971年に発足した両国政府による研修生・留学生の交流プログラムであった「日墨交流計画」を基に両国の戦略的グローバル・パートナーシップをより一層強化する観点からコース内容の変更を行ったもの。
2 募集人数
専門コースと合わせて計20名程度(予定)
3 コース概要
- (1)派遣予定期間:2019年8月中旬~2020年7月下旬
- (2)特定の分野について専門性を有する者(大学生,大学院生,実務家,研究者等)が,自らの研究活動,実務に役立てる観点から,スペイン語の習得を中心とした研修を行う。メキシコにおけるスペイン語能力判定試験において,一定の成績を修める者(注1)については,年度の後半は,大学等にて専門分野の授業の履修等を行うことが出来る。
(注1)メキシコ国立自治大学(UNAM)の外国人のためのスペイン語コース(CEPE)の中級(Intermedio2)修了レベル相当 - (3)渡航までに基礎的スペイン語の習得に努めることが求められる。
- (4)研修生は,メキシコ到着後に国家科学技術審議会(CONACYT)によるオリエンテーションを受ける予定。
- (5)研修期間中,全ての研修生は,メキシコ政府実施機関であるCONACYTに対し,定期的(3か月毎)に研修活動報告書を提出し,各受講コースにおいて良好な成績を修めることが求められる。成績が悪い場合には奨学金の停止もあり得るので注意すること。奨学金の停止は,CEPEのスペイン語の授業において7.0(C)を下回る成績を取った際に,CONACYTにより決定される。
- (6)CEPEではスペイン語の授業の他に,メキシコ文化の授業やその他のワークショップを各学期1~2コマを履修し,履修した授業・ワークショップについては然るべく出席することが求められる。
- (7)研修に関する詳細(奨学生の義務など)については,別記出願書類にある「誓約書」(日本語(仮訳)(PDF)/スペイン語(PDF))を参照すること。
4 インターンシップ制度
上記コースの受講者のうち,下記の条件を満たす希望者は,メキシコの公的機関,研究機関及び企業等において,一定期間(1か月~6か月程度)のインターンシップの実施を認められる。
- (1)一定のスペイン語力(注1)を有すること
- (2)インターン先での明確な研修計画を有していること
- (3)受入機関からの受入証明書を自ら取得すること
- (4)上記(1)から(3)までの条件を満たした上で,CONACYTの許可を得ること
なお,インターンシップを行う場合であっても,受入れ団体から給与等の手当を受け取ってはならない。
5 メキシコ政府による給付内容(注2)
- (1)滞在費:毎月,月額11,026.08ペソを支給(第46期例)。
- (2)医療保険:メキシコ政府(公務員保険・社会サービス庁:ISSSTE)が原則として負担。
- (3)入学金・授業料:免除(半年間で約7,000ペソ相当。ただし,免除となるコースは本研修の目的に合致するコースのみであり,CONACYTの事前の承認が必要。オンラインのコースは免除対象とはならない。)
- (4)渡航費:東京-メキシコ・シティー間の往復航空券を支給
- (5)住居の選定:原則ホームステイとし,CONACYTや大学等の協力を得ながら留学生自身が行う。
(注2)支給額他,待遇については毎年メキシコ政府による見直しの上改訂される。
6 応募資格(注3)
- (1)日本国籍を有する者
- (2)心身ともに健康な者
- (3)4年制大学又は大学院の在学者(渡航時に大学3年生以上であること),卒業者,または学位取得者に準じた資格,十分な職務経験を有する者
- (4)2019年4月1日現在で,20歳以上35歳未満の者
- (5)メキシコに単身で渡航できる者
- (6)応募の時点でメキシコ国外に居住する者が望ましい
(注3)過去に本計画(日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画 長期コース(旧称:日墨交流計画)に参加した者は,団体推薦枠または一般公募枠での参加の如何を問わず応募できない。
7 応募方法
(1)出願書類
別記「出願書類一覧(PDF)」参照
(2)出願書類提出先
独立行政法人日本学生支援機構 留学生事業部留学情報課
〒135-8630 東京都江東区青海2-2-1
TEL:03-5520-6111
(3)出願書類提出方法
封筒の表に「第47期日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」と朱書のうえ,簡易書留または宅配便で送付する。(持ち込みは不可)
(4)出願書類提出期限
2019年2月1日(金曜日)必着
8 選考
- (1)第一次選考(書類審査)
結果は2019年3月下旬を目途に,第二次試験の詳細と併せて外務省中南米局中米カリブ課から本人宛に通知する。 - (2)第二次選考(面接試験)
日時:2019年4月(予定)
場所:東京
結果は2019年5月上旬を目途に,外務省中南米局中米カリブ課から本人宛に通知する。 - (3)最終決定
国内選考に合格した者は,正式な候補者としてCONACYTに推薦される。
最終決定はCONACYTが行い,結果は2019年6月下旬を目途に,外務省中米カリブ課から本人宛に通知する。
9 渡航前説明会
2019年7月下旬~8月上旬を目途に,渡航及び研修に当たっての重要事項の説明を行う,渡航前説明会を東京において開催する予定であり,合格した研修生は必ず参加することが求められる。
10 留意事項
- (1)本研修計画は,奨学生の自主的な参加が求められており,CONACYTや在メキシコ日本国大使館はあくまでも側面的な支援を行うという点を十分理解し,明確な目的意識を持って主体的に参加する必要があることに留意すること。
- (2)本募集要項に記載されている諸要件(受入機関,派遣期間,待遇等)については,今後変更もあり得る。
- (3)専門コースとの併願は認められない。また,本研修計画では,地方公共団体等を通じた募集も行っているが,こちらとの併願も認められない。
- (4)研修期間中の日本への帰国及びメキシコ国外渡航は原則として認められない。
- (5)安全で有意義な留学のため,本研修計画に応募する者は,各自で必ず事前に留学先の治安状況等の安全情報をはじめとする留学に関する情報を収集すること。なお,情報収集にあたっては,公的な留学情報機関である「日本学生支援機構」のウェブサイトや海外でのトラブル防止に役立つ世界各国の治安情勢や滞在中の留意点などの安全情報を提供している外務省の「海外安全ホームページ」を活用すること。
- (6)一定額(上記5参照)を超える範囲での学費,月額滞在費を超える範囲でのメキシコにおける諸雑費(国際通話料,国内旅行費など),東京にて開催される渡航前説明会,在日メキシコ大使館におけるメキシコ査証申請・取得及び渡航当日の成田空港までの交通費等,上記5に明記されていない部分については自己負担となる点に留意すること。
- (7)研修後,全ての研修生は外務省中南米局中米カリブ課への研修報告書の提出が義務づけられる。
- (8)本研修計画に関する問い合わせ(応募資格等に関する問い合わせを含む)は外務省中南米局中米カリブ課(担当:メキシコ班 TEL:03-3580-3311 内線2494,e-mail:nichiboku*mofa.go.jp((注)メールアドレスの*を@に直して送付願います。)に対して行うこと。