ハイチ共和国

令和6年11月28日
デュプイ特別代表と握手する英利政務官
英利政務官とデュプイ特別代表の懇談の様子

 11月27日、午後4時30分から約40分間、英利外務大臣政務官は、クリストバル・デュプイ在ハイチ米州機構(OAS)事務局長特別代表(H.E. Mr. M.Cristobal DUPOUY, OAS Special Representative of the Secretary General in Haiti)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 英利政務官から、暴力が民主選挙や人権を脅かすハイチの現状は、日本、そして世界が守りぬくべき価値や原則への挑戦と考えており、かかる考え方に基づき我が国はハイチ支援を実施してきている旨、また、その上で長年ハイチの安定と民主化に取り組んでいるOASの役割は極めて重要である旨述べました。そして、具体的な協力案として、我が国がOASを通じて行っているハイチ人身分証登録システム強化の支援は、来年に予定されている大統領選挙にとっても重要である旨、強調しました。
     OASを通じた協力に加え、我が国として、2022年以降、ガバナンス、治安、人道分野への支援を軸とする支援を実施している旨言及しつつ、ハイチにおける基礎的な社会サービスの向上のための支援の実施における、OASとの連携の重要性についても強調しました。
  2. これに対し、デュプイ特別代表からは、OASを通じたものを含む、我が国のハイチに対する支援への謝意が表明されるとともに、我が国をはじめとする国際社会の更なる関与が重要である旨、また、ハイチ支援においては日本製の車両も広く活用されている旨述べました。また、ハイチのおかれている状況につき説明した上で、我が国との協力を一層強化したい旨述べました。

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