総理大臣

日・ノルウェー首脳会談

平成24年11月1日

  • (写真)日・ノルウェー首脳会談-1
    (写真提供:内閣広報室)
  • (写真)日・ノルウェー首脳会談-2
    (写真提供:内閣広報室)
  • (写真)日・ノルウェー首脳会談-3
    (写真提供:内閣広報室)

本1日午後5時15分から約30分間,野田佳彦内閣総理大臣は,総理官邸において,公式実務訪問賓客として来日中のイェンス・ストルテンベルグ・ノルウェー首相(H.E. Mr. Jens Stoltenberg,Prime Minister of the Kingdom of Norway)と会談し,引き続き同首相を招いて夕食会を開催したところ,概要は以下のとおりです。なお,日本側から芝博一内閣官房副長官,浜田和幸外務大臣政務官ほか,ノルウェー側から,バルグ=ハンセン漁業沿岸大臣,バイエル首相府副大臣,インゲブリグセン貿易産業副大臣,ロクスン漁業沿岸次官ほかが同席しました。

  1. 冒頭
    (1)野田総理から,ストルテンベルグ首相の訪日が実現したことを歓迎するとともに,これまでのノルウェーからの復興支援に感謝する旨述べました。また,独自の立場から国際社会の平和と繁栄に尽力しているノルウェーに対する敬意を表し,今回の訪日を友好協力関係の更なる発展の機会としたい旨述べました。
    (2)これに対し,ストルテンベルグ首相は,被災者への心からの御見舞いの気持ちを表明すると共に,日本国民が多くの苦難を乗り越えてきたことに敬意を表しました。

  2. 二国間関係
    両首脳は,共に海洋国家であり,平和国家であることを踏まえ,ワーキングホリデー制度の導入の決定や,海事分野や学術交流で具体的かつ有意義な協力が進んでいることを歓迎し,今後とも,友好協力関係を一層発展させていくことで一致しました。また,ストルテンベルグ首相から,両国は経済的にも文化的にも深い関係にあり,水産物やエネルギーの分野で今後更に関係を強化したいとの希望を述べました。

  3. 地域情勢及び国際場裡における協力
    両首脳は,近年重要性が高まる北極圏や,国連安保理改革等国際場裡における協力を強化していくことで一致しました。また,ストルテンベルグ首相は,日本の北極評議会オブザーバー資格申請への支持を改めて表明しました。この他,特にアジア情勢について意見交換を行い,認識を共有しました。
    両首脳は,午後5時45分から,総理官邸において共同記者発表を行い,本日の会談の意義と内容について紹介しました。引き続いての夕食会では,世界経済の現状や,危機管理の在り方等について,率直な意見交換を行いました。
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