北極・南極

北極評議会(AC:Arctic Council)概要

平成30年3月9日

1 設立経緯及び目的

 北極評議会(AC:Arctic Council)の設立に関する宣言(オタワ宣言)(Declaration on the Establishment of the Arctic Council)(1996年9月19日)に基づき、北極圏国8か国によって設置されたハイレベル・フォーラムとして設立。

 北極における持続可能な開発、環境保護といった共通の課題について協力等を促進することを目的とする(オタワ宣言では、軍事・安全保障に関連する事項は扱わないこととされている)。

2 メンバー国等

(1)メンバー国:

北極圏国(Arctic States)8か国
カナダ、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデン、米国
(注:各種決定はメンバー国のコンセンサスによりなされる。)

(2)常時参加者(PP:Permanent Participants):

北極圏諸国に居住する先住民団体:6団体

  • (ア)アリュート国際協会(AIA:Aleut International Association
  • (イ)北極圏アサバスカ評議会(AAC:Arctic Athabaskan Council)
  • (ウ)グイッチン国際評議会(GCI:Gwich'in Council International
  • (エ)イヌイット極域評議会(ICC:Inuit Circumpolar Council
  • (オ)ロシア北方民族協会(RAIPON:Russian Association of Indigenous Peoples of the North
  • (カ)サーミ評議会(Saami Council)

(注:「オタワ宣言」では、PPの数は常にメンバー国の数を下回ることとされている。)

(3)オブザーバー( Observers

  • (ア)ACの活動に貢献するとACが決定するもの。
    • (a)非北極圏国(non-Arctic states):13か国(フランス、ドイツ、ポーランド、スペイン、オランダ、英国、日本、中国、インド、イタリア、韓国、シンガポール、スイス)
    • (b)政府間・地域間・議員間組織:13団体(注1)
    • (c)NGO:13団体(注2)
  • (イ)日本は、第8回閣僚会合(2013年スウェーデン・キルナ)において、オブザーバー資格が承認された。
  • (注1)政府間・議員間組織(13団体)
    • International Council for the Exploration of the Sea(ICES)
    • International Federation of Red Cross and Red Crescent Societies(IFRC)
    • The World Conservation Union(IUCN)
    • North Atlantic Marine Mammal Commission(NAMMCO)
    • Nordic Council of Ministers(NCM)
    • Nordic Environment Finance Corporation(NEFCO)
    • OSPAR Commission
    • Standing Committee of Parliamentarians of the Arctic Region(SCPAR)
    • United Nations Economic Commission for Europe(UNECE)
    • United Nations Development Programme(UNDP)
    • UNEP
    • World Meteorological Organization(WMO)
    • West Nordic Council(WNC)
  • (注2)NGO(13団体)
    • Adovisory Committee on Protection of the Sea(ACOPS)
    • Arctic Institute of North America(AINA)
    • Association of World Reindeer Herders(AWRH)
    • Circumpolar Conservation Union(CCU)
    • International Arctic Science Committee(IASC)
    • International Arctic Social Sciences Association(IASSA)
    • International Union for Circumpolar Health(IUCH)
    • International Work Group for Indigenous Affairs(IWGIA)
    • National Geographic Society(NGS)
    • Northern Forum
    • Oceana
    • University of the Arctic(UArctic)
    • WWF

3 各種会合

(1)閣僚会合(Ministerial Meeting

 隔年開催。直近では,2017年5月に米国・フェアバンクスにて第10回会合が開催。

(2)高級北極実務者(SAO(Senior Arctic Officials))会合

 各メンバー国がそれぞれ指名するSAOによる会合。
 最低年2回、議長国の呼びかけにより開催。分野別作業部会(以下(3)参照)等からの報告を受け協議等を行いACの決定や指示に従ってACの諸活動を指導・監視する。

(3)分野別作業部会(WG:Working Group

 構成及び使命についての閣僚会合におけるメンバーの承認を経て設立され、SAOの指導・監督の下、各種プログラムやプロジェクトを企画・実施する。現在、以下の6つの作業部会が活動中。

  • (ア)北極圏汚染物質行動計画作業部会(ACAP:Arctic Contaminants Action Program)
  • (イ)北極圏監視評価プログラム作業部会(AMAP:Arctic Monitoring and Assessment Programme
  • (ウ)北極圏植物相・動物相保存作業部会(CAFF:Conservation of Arctic Flora and Fauna
  • (エ)緊急事態回避、準備及び反応作業部会(EPPR:Emergency Prevention, Preparedness and Response
  • (オ)北極圏海洋環境保護作業部会(PAME:Protection of Arctic Marine Environment
  • (カ)持続可能な開発作業部会(SDWG:Sustainable Development Working Group

4 議長国

  • (1)メンバー国の輪番制。閣僚会合において交替。
  • (2)現議長国フィンランド(2017年5月~2019年閣僚会合)。

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