安倍総理大臣
安倍総理とサンボ・ナイジェリア副大統領との会談
（写真提供：内閣広報室）
本2日午後5時40分から約15分間、横浜において、安倍晋三内閣総理大臣は、モハメド・ナマディ・サンボ・ナイジェリア連邦共和国副大統領（H.E. Arc. Mohammed Namadi Sambo, Vice President of the Federal Republic of Nigeria）との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、サンボ副大統領は6月1日から3日まで開催中の第5回アフリカ開発会議（TICADV）に参加するため来日中です。
冒頭、安倍総理から、サンボ副大統領の訪日を歓迎するとともに、TICADプロセス20周年となるTICADVを機に、日・アフリカ双方の発展を目指したい旨発言しました。これに対してサンボ副大統領から、TICADVへの招待とおもてなしに感謝する、安倍総理が昨日（1日）の全体会合でのスピーチにおいて、官民連携に焦点を当てつつ、アフリカ支援を継続する旨表明したことを高く評価する旨述べました。続いて、サンボ副大統領から、ナイジェリアとしても電力、運輸、保健、情報通信といった分野に取り組んでいる旨説明するとともに、インフラ整備への日本の支援に対する期待が示されました。
安倍総理から、西アフリカ地域の安定と成長の要であるナイジェリアとの関係強化、特に日本企業の更なる投資促進に向け協力していきたいと述べました。また、我が国はナイジェリア政府のポリオ撲滅への取組を高く評価しており、円借款の供与を含め、ナイジェリアを支援していく旨伝達したうえで、日本企業や援助関係者の安全確保について、ナイジェリア政府の支援を期待する旨述べました。
サンボ副大統領から、在アルジェリア邦人に対するテロ事件における日本人犠牲者への哀悼の意が表明されるとともに、安倍総理から提起のあった安全確保について着実に取り組んでいく旨述べました。
この他、アフリカの開発を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いました。