安倍総理大臣
日・モザンビーク首脳会談
本31日午後14時40分から約20分間、横浜において、安倍晋三内閣総理大臣は、アルマンド・エミリオ・ゲブーザ・モザンビーク共和国大統領(H.E. Mr. Armando Emilio Guebuza, President of the Republic of Mozambique)との間で日・モザンビーク首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、ゲブーザ大統領は明日(6月1日)より3日まで開催予定の第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加するため来日中です。
冒頭、安倍総理から、ゲブーザ大統領との6年ぶりの再会を喜ぶとともに、TICADプロセス20周年となるTICADVを機に、日・アフリカ双方の発展を目指したい旨発言しました。
これに対してゲブーザ大統領より、6年前の訪日時の夕食会の思い出を述べるとともに、国連モザンビーク活動(ONUMOZ)への日本の貢献や日本企業の投資、及びTICADプロセスを通じた日本の長年に亘る対アフリカ支援に対し深い謝意が述べられました。さらに、ゲブーザ大統領より、良好な二国間関係を支えに両国の協力関係を一層深めたい、ナカラ回廊地域総合開発を始め官民挙げての日本からの支援や三角協力にも感謝する旨述べました。
安倍総理より、我が国とサブサハラ・アフリカとの間で初となる二国間投資協定に署名する予定になったことを歓迎するとともに、モザンビークで進行中の日本企業による大型投資案件につき、円滑な進捗に向けた支援を期待する旨発言しました。続けて安倍総理より、我が国はモザンビークにおいてナカラ回廊地域総合開発、プロサバンナの農業支援や橋梁、道路・港湾等インフラ整備のほか、4月に署名した無償資金協力による教員養成校建設を始めとする人材育成等の支援を着実に実施していきたい旨述べました。
これに対してゲブーザ大統領より、投資協定への署名が両国の貿易・投資関係の強化につながることを確信する旨述べたほか、モザンビークにとって重要な天然資源の開発における日本企業の活動を支援していきたい旨の発言がありました。
この他、アフリカの開発を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いました。