安倍総理大臣
ファビウス・フランス共和国外務大臣の安倍総理表敬
平成25年5月7日


本7日午後5時25分から約20分間、安倍晋三内閣総理大臣は、ローラン・ファビウス・フランス共和国外務大臣の表敬を受けたところ、その概要は以下のとおりです。
安倍総理から、アルジェリア邦人拘束事件の際のフランスからの協力に改めて謝意を述べた上で、6月上旬に予定されるフランソワ・オランド・フランス大統領の国賓としての来日の際、その成果として次の3点を重視したい旨述べました。
(1)普遍的価値を共有する国としての連帯:世界の成長センターであり、様々な不安定要因もあるアジアをはじめ、国際秩序の安定に向けて協力すること。
(2)経済成長の実現:日仏双方が共に成長戦略の果実を手に入れられるよう、両国の先端技術を活かして協力を進めること。(この関係で、日仏の企業がトルコの原発プロジェクトで排他的交渉権を得たことを紹介。)
(3)文化的発信力の強化:共に長い伝統に支えられた日仏が、各々の文化のブランド力を更に高められるような協力を進めること。
これに対し、ファビウス外務大臣からは、安倍総理のお考えに賛成であり、特に価値の共有に基づいた協力という点に同意する旨述べました。その上で、経済、エネルギー、人的交流等の協力分野にも触れつつ、オランド大統領来日に向けたフランス側の考え方について説明がありました。