安倍総理大臣
太平洋・島サミット第2回中間閣僚会合参加15か国1地域閣僚等一行の安倍総理表敬


本25日午前11時40分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,太平洋・島サミット第2回中間閣僚会合参加のため来日中の太平洋島嶼地域15か国1地域の閣僚等一行の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理から,一行の来日を歓迎するとともに,太平洋島嶼国と日本はともに海洋国家として海の幸を享受しており,法の支配,海洋の持続的な活用,気候変動等の共通の課題につき有意義な議論をしたい旨述べました。
2 次に,フィリップ・H・ムラー・マーシャル諸島共和国外相(Hon. Phillip H. MULLER, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Marshall Islands)から,太平洋諸島フォーラム(PIF)議長国として,表敬及び中間閣僚会合の開催を感謝しつつ,総理の再任への祝意,台風被害にお悔やみを述べるととともに,前回サミットの公約5億ドルを含む日本の島嶼国への支援を高く評価する旨述べました。
3 続いて,アノテ・トン・キリバス共和国大統領(H.E. Mr. Anote TONG, President and Minister of Foreign Affairs and Immigration of the Republic of Kiribati)から,台風被害及び東日本大震災へのお悔やみを述べるとともに,日本の防災経験を学びたい旨述べました。また,我が国の安全保障上の懸念を共有していることや,国際社会の課題について言及がありました。
4 これに対し,安倍総理から,台風26号の被害へのお悔やみ及び東日本大震災への温かい支援,並びに仙台訪問に感謝の意を表するとともに,自然災害からの防災,復興につき日本のノウハウを共有したい旨述べました。また,海の恵みを享受するためには法の支配が極めて重要であり,これは我々皆の問題である,日本は福島第一原発事故の後エネルギー政策を見直しているが,二酸化炭素の削減をはじめ気候変動問題に取り組みたい,2015年の第7回太平洋・島サミットで各国の首脳とお目にかかれることを楽しみにしている旨述べました。
(注)参加した閣僚等は,ムラー外相,トン大統領の他,次の参加者です。
タランギ・ニウエ(地域)首相兼外相,プナ・クック諸島首相兼外相,トゥイバカノ・トンガ首相兼外務・防衛・情報通信相,タペイ・バヌアツ副首相兼外務貿易相,ロバート・ミクロネシア連邦外相,クンブアンボラ・フィジー外務・国際協力相,ガル・ソロモン諸島鉱業・エネルギー・地方電化相,パト・パプアニューギニア外務移民相,クアルティ・パラオ国務大臣,フィニカソ・ツバル外務・貿易・観光・環境・労働相,メイソン豪外務政務次官,ヘイズ・ニュージーランド外相補佐官,ドゥペ・ナウル国会議員,エナリ・サモア貿易・産業・労働次官,スレイドPIF事務局長