岸田外務大臣

平成25年7月1日
7月1日(月曜日)午前11時40分(現地時間)から約30分間,ASEAN関連外相会議出席のためブルネイを訪問中の岸田文雄外務大臣は,ボブ・カー・オーストラリア外務大臣との間で日豪外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
 
岸田大臣から,カー外相の留任を祝し,本年1月にオーストラリアを訪問した際に有意義な会談ができたことに感謝し,基本的価値と利益を共有する戦略的パートナーとしてオーストラリアと引き続き協力関係を強化していきたい旨述べました。これに対し,カー外相から,賛意を表明しつつ日豪関係が確固たるものになっていることを嬉しく思い,両国関係を一層強化していきたい旨述べました。
 
岸田大臣から,日豪物品役務相互提供協定(ACSA)及び日豪情報保護協定(ISA)が共に発効したことを歓迎し,両大臣は,日豪,日米豪を含め,安保・防衛協力を更に強化していくことで一致しました。
また,岸田大臣から,核軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)について,日豪が引き続き緊密に連携していきたい旨述べ,カー外相から賛意が表明されました。
さらに,岸田大臣から,日豪EPAの妥結や,環太平洋パートナーシップ(TPP),東アジア地域包括的経済連携(RCEP)等を通じ,日豪経済関係の更なる強化のために尽力していきたい旨述べました。これに対し,カー外相から,日本のTPPへの参加を楽しみにしている旨述べました。
 
両大臣は,南シナ海をめぐる問題や朝鮮半島情勢等について,ASEAN関連外相会合において緊密に連携していくことで一致するとともに,アジア太平洋地域情勢等についても意見交換を行いました。

岸田外務大臣へ戻る