岸田外務大臣
日加外相会談(概要)
平成25年7月1日


7月1日(月曜日)12時15分頃(現地時間)から約30分間、ASEAN関連外相会合等出席のためにブルネイを訪問中の岸田大臣は、ベアード加外相との間で日加外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。
1.冒頭
冒頭、岸田大臣から、安全保障や経済面の二国間協力につき議論を進めるとともに、明日のARFを念頭に、アジア太平洋地域の問題についても率直な意見交換を行いたい旨述べた。これに対しベアード外相から、日本との緊密な関係を重視している旨述べた。
2.二国間関係
(1)安全保障
岸田大臣から、日加両国で、厳しさを増すアジア太平洋地域の安保情勢への対応につき連携したい、カナダとの安全保障面での対話を重視している旨述べた上で、第2回次官級「2+2」対話の開催を調整したい、物品役務相互提供協定(ACSA)の交渉を加速化させ早期の妥結を目指したい旨述べた。これに対し、ベアード外相からも、日本と安全保障分野での協力を強化していきたい旨述べた。
(2)経済
(ア)ベアード外相から、日加EPAやTPPは両国間の経済・貿易関係を大きく増大させるものであり、成功裏の妥結を期待している旨述べた。これに対し岸田大臣から、日加経済は相互補完的であり、更なる関係強化の潜在性も大きく、TPPや日加EPA等を通じて、貿易・投資を拡大していきたい旨述べるとともに、TPPについては、是非とも交渉の中で連携していきたいと述べた。
(イ)ベアード外相から、エネルギー分野では日本との協力に大きな潜在性があり、協力の進展を期待する旨述べた。これに対し岸田大臣から、低廉かつ安定的なLNGの日本向け輸出がインフラ整備の進展により早期に実現することを期待する旨述べた。
(3)青少年交流
岸田大臣から、400名規模の高校生間の交流事業「KAKEHASHI Project」を実施中である、若者の交流は日加関係強化の基盤であると述べた。
(4)北極に関する協力
岸田大臣から、北極評議会の議長国でもあるカナダとは、北極的に関する協力を積極的に進めたい、当局間の意見交換を強化したい旨述べた。これに対し、ベアード外相は、カナダが北極評議会の議長を務める二年の間に協力を強化していきたい旨述べた。
3.地域情勢
両外相は、北朝鮮をはじめとするアジア太平洋地域情勢についても意見交換を行うとともに、ARF閣僚会合での協力を確認した。
1.冒頭
冒頭、岸田大臣から、安全保障や経済面の二国間協力につき議論を進めるとともに、明日のARFを念頭に、アジア太平洋地域の問題についても率直な意見交換を行いたい旨述べた。これに対しベアード外相から、日本との緊密な関係を重視している旨述べた。
2.二国間関係
(1)安全保障
岸田大臣から、日加両国で、厳しさを増すアジア太平洋地域の安保情勢への対応につき連携したい、カナダとの安全保障面での対話を重視している旨述べた上で、第2回次官級「2+2」対話の開催を調整したい、物品役務相互提供協定(ACSA)の交渉を加速化させ早期の妥結を目指したい旨述べた。これに対し、ベアード外相からも、日本と安全保障分野での協力を強化していきたい旨述べた。
(2)経済
(ア)ベアード外相から、日加EPAやTPPは両国間の経済・貿易関係を大きく増大させるものであり、成功裏の妥結を期待している旨述べた。これに対し岸田大臣から、日加経済は相互補完的であり、更なる関係強化の潜在性も大きく、TPPや日加EPA等を通じて、貿易・投資を拡大していきたい旨述べるとともに、TPPについては、是非とも交渉の中で連携していきたいと述べた。
(イ)ベアード外相から、エネルギー分野では日本との協力に大きな潜在性があり、協力の進展を期待する旨述べた。これに対し岸田大臣から、低廉かつ安定的なLNGの日本向け輸出がインフラ整備の進展により早期に実現することを期待する旨述べた。
(3)青少年交流
岸田大臣から、400名規模の高校生間の交流事業「KAKEHASHI Project」を実施中である、若者の交流は日加関係強化の基盤であると述べた。
(4)北極に関する協力
岸田大臣から、北極評議会の議長国でもあるカナダとは、北極的に関する協力を積極的に進めたい、当局間の意見交換を強化したい旨述べた。これに対し、ベアード外相は、カナダが北極評議会の議長を務める二年の間に協力を強化していきたい旨述べた。
3.地域情勢
両外相は、北朝鮮をはじめとするアジア太平洋地域情勢についても意見交換を行うとともに、ARF閣僚会合での協力を確認した。