安倍総理大臣

平成25年6月1日
日・ジンバブエ首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
 本1日午前11時5分から約20分間、横浜において、安倍晋三内閣総理大臣は、ロバート・ガブリエル・ムガベ・ジンバブエ共和国大統領(H.E. Mr. Robert Mugabe, President of the Republic of Zimbabwe)との間で日・ジンバブエ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、ムガベ大統領は本1日から3日まで開催中の第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加するため来日中です。

1. 冒頭、安倍総理から、ムガベ大統領の3回目の訪日を歓迎するとともに、TICADプロセス20周年となるTICADVを機に、日・アフリカ双方の発展を目指したい旨発言しました。これに対してムガベ大統領から、招待に感謝する、自分はジンバブエの独立当初に首相として訪日し、実りある議論ができた、今回の訪日を機に両国関係の更なる発展につなげていきたい旨述べるとともに、インフラ、農業、鉱業といった分野においてジンバブエが進めているプロジェクトへの日本企業の参加に対する関心が示されました。

2. 安倍総理から、ジンバブエへの二国間経済協力の本格的再開に向け、灌漑整備に関する調査を新たに決定したほか、援助調整アドバイザーを派遣予定である旨表明し、これら支援がジンバブエの政治・経済状況の安定化に貢献することを期待すると述べました。続けて安倍総理から、ジンバブエにおいて総選挙に向けたロードマップが着実に進展していることを評価し、引き続きムガベ大統領のリーダーシップに期待する旨発言しました。これに対しムガベ大統領から、正しい環境で選挙を行うためにも支援が必要である旨述べるとともに、灌漑整備に関する調査や食糧援助に対する謝意が示されました。

3. この他、アフリカの開発を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いました。

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