安倍総理大臣
日・ニュージーランド首脳会談(概要)



10月9日(水曜日),15時(日本時間9日(水曜日)午後16時)頃から約30分間,安倍内閣総理大臣は,ASEAN関連首脳会議に出席するために訪問中のブルネイにおいて,ジョン・キー・ニュージランド首相(The Rt Hon John Key, Prime Minister of New Zealand)との間で日ニュージーランド首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭
冒頭,安倍総理からキー首相に対し,お会いできたことは喜ばしい,昨日のバリにおけるTPP首脳会議におけるキー首相の議長采配振りを評価する。日本は基本的価値を共有するニュージーランドを重視している,本年6月の日ニュージーランド外相会談で「オークランド声明」が発出され,両国が「戦略的協力パートナー」として様々な分野で協力を強化することが確認されたことを歓迎し,今後も更なる関係強化へ向け協力していきたい旨述べました。 キー首相からは,本日お会いできたことは嬉しい,昨日のTPP首脳会議における安倍総理の発言は,内容,タイミングともに評価する,ニュージーランドも日本を重視しており,安倍総理と今後日ニュージーランド関係の更なる強化に向け共に取り組みたい旨述べました。またキー首相より,クライストチャーチ地震の御遺族への情報提供に引き続き努めたいと述べ,安倍総理より謝意を表明し,キー首相の昨年の仙台訪問に感謝する,大きな地震を経験した両国が防災分野で協力することは重要と述べました。
2 二国間関係
(1)安倍総理から,日本の経済と安全保障政策について説明し,キー首相より総理の説明に謝意が示されました。
(2)キー首相から,2020年東京五輪開催決定をお祝いしたいと述べたのに対し,安倍総理から,謝意を述べると共に,これから日本全体で,2020年の本大会の成功へ向けしっかり準備していく,2019年にはラグビーW杯も開催予定であり,ニュージーランドの協力を得たいと述べました。
(3)安倍総理から,太平洋地域の安定と繁栄のため,ニュージーランドと協力したい旨述べたのに対し,キー首相から賛意が示されました。また,両首脳は,今後とも地域や国際社会における様々な問題について,両国が協力して取り組んでいくことで一致しました。