安倍総理大臣
日独首脳会談(概要)
平成25年6月17日

6月17日(月曜日)午後6時40分(現地時間)から約40分間,G8サミット出席のためロック・アーン(イギリス)を訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,アンゲラ・メルケル・ドイツ連邦共和国首相(H.E. Dr. Angela Merkel, Federal Chancellor of the Federal Republic of Germany)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1.冒頭,安倍総理から,ドイツで発生した洪水被害について心からのお見舞いを述べました。旧知の両首脳は,基本的価値を共有する両国が国際場裡で様々な課題について協調して取り組んでいく旨一致しました。
2.我が国の経済政策について,安倍総理から,長引く不況を脱却し,日本経済の再生を成し遂げるため,従来の考え方にとらわれない大胆な手法であらゆる政策資源を投入し,「大胆な金融政策」,「機動的な財政政策」,「成長戦略」を三本の矢として日本経済の再生に向けて取り組んでいる旨説明しました。さらに,「成長戦略」の具体例として,福島県とドイツの州との間で,再生可能エネルギーに加え,医療機器分野の協力が進んでいることを挙げ,日独の地域間協力も深化させていきたい旨述べました。また,メルケル首相は,日本の財政健全化に大きな関心を示し,安倍総理から,今後,健全化目標を達成するための中期財政計画の具体化の検討を進めていく旨説明しました。
3.安倍総理から,欧州債務危機に対する日本の支援に触れた上で,日本と欧州は,経済的に深い相互依存関係にあり,欧州最大の経済大国であるドイツによる継続した指導力に期待する旨述べました。また,両首脳は,日EU・EPAの交渉の進展が重要との点で一致しました。
4.安倍総理から,東日本大震災からの復興を進める上で,日本産品に対する輸入規制が障害となっており,EUにおける規制の撤廃に理解を求めました。
1.冒頭,安倍総理から,ドイツで発生した洪水被害について心からのお見舞いを述べました。旧知の両首脳は,基本的価値を共有する両国が国際場裡で様々な課題について協調して取り組んでいく旨一致しました。
2.我が国の経済政策について,安倍総理から,長引く不況を脱却し,日本経済の再生を成し遂げるため,従来の考え方にとらわれない大胆な手法であらゆる政策資源を投入し,「大胆な金融政策」,「機動的な財政政策」,「成長戦略」を三本の矢として日本経済の再生に向けて取り組んでいる旨説明しました。さらに,「成長戦略」の具体例として,福島県とドイツの州との間で,再生可能エネルギーに加え,医療機器分野の協力が進んでいることを挙げ,日独の地域間協力も深化させていきたい旨述べました。また,メルケル首相は,日本の財政健全化に大きな関心を示し,安倍総理から,今後,健全化目標を達成するための中期財政計画の具体化の検討を進めていく旨説明しました。
3.安倍総理から,欧州債務危機に対する日本の支援に触れた上で,日本と欧州は,経済的に深い相互依存関係にあり,欧州最大の経済大国であるドイツによる継続した指導力に期待する旨述べました。また,両首脳は,日EU・EPAの交渉の進展が重要との点で一致しました。
4.安倍総理から,東日本大震災からの復興を進める上で,日本産品に対する輸入規制が障害となっており,EUにおける規制の撤廃に理解を求めました。