岸田外務大臣
日・マレーシア外相会談(概要)
平成25年7月1日


7月1日(月曜日)午前11時10分頃(現地時間)から約30分間,ASEAN関連外相会議に出席するためにブルネイを訪問中の岸田文雄外務大臣は,アニファ・アマン・マレーシア外務大臣との間で日・マレーシア外相会談を行ったところ,概要は以下のとおり。
1.冒頭
岸田大臣から,アニファ・アマン外相の再任に祝意を述べ,アニファ・アマン外相から謝意が表された。また,両外相は,本年の日・ASEAN友好協力40周年を契機に,二国間関係を一層強化していくことで一致した。
2.二国間関係
経済分野では,両外相は,マレーシアにおけるインフラ整備に関する協力を推進することを確認するとともに,アニファ大臣からは、様々な分野における日本企業の参加を歓迎する旨発言があった。
また,岸田大臣から,東方政策を時代に即して発展させることが重要であると述べ,両外相は,東方政策の下での協力推進の必要性を確認するとともに,東方政策の集大成とも言えるマレーシア日本国際工科院(MJIIT)を理工系教育の地域拠点に発展させていくことで一致した。
さらに,岸田大臣から,「JENESYS2.0」によりマレーシアから多くの青少年を日本に招へい予定であること,また,観光交流促進のためマレーシアの一般旅券所持者への査証免除を7月1日から再開したことを伝達したのに対し,アニファ・アマン外相から感謝の意が示されるとともに,両国民間の交流が深まることに期待が示された。
3.地域情勢等
両外相は,今回のASEAN関連外相会議で良い成果が出るよう緊密に連携することで一致するとともに,アジア太平洋地域情勢についても意見交換を行った。