岸田外務大臣
岸田外務大臣とピエバルクス開発担当欧州委員の会談
平成25年6月2日

本2日午後6時5分から約15分間、横浜において、岸田文雄外務大臣は、来日中のアンドリス・ピエバルクス開発担当欧州委員(Mr. Andris Piebalgs, European Commissioner for Development)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1.冒頭、岸田大臣から、ピエバルクス欧州委員の訪日を歓迎するとともに、今次アフリカ開発会議(TICAD)においてアフリカ開発協力に大きなプレゼンスを有しているEUから開発政策に関する知見が共有されたことに謝意を述べました。これに対してピエバルクス欧州委員から、今次TICADの開催を高く評価するとともに、アフリカの経済開発における本件会議の重要性を強調し、引き続き日EUで協力していきたい旨述べました。
2.岸田大臣から、世界最大のドナーであるEU(注:加盟国のODA予算を含む)とそれぞれの援助政策について理解を深め、協力していくことは有意義であり、ポスト2015年開発目標についても、人間の安全保障に基づく効果的な目標の策定に向け、今後とも連携していきたい旨述べました。これに対してピエバルクス欧州委員から、ポスト2015年開発目標に関する現在までの議論を紹介しつつ、引き続き国連の場で日本と協力していきたい旨述べました。
3.岸田大臣とピエバルクス欧州委員は、ソマリア、ジブチ、ミャンマー等に向けた支援についても意見交換を行い、日・EU間で連携を一層強化していくことで一致しました。