岸田外務大臣
岸田外務大臣の日・GCC戦略対話への出席
平成25年9月26日
本26日17時(現地時間)から約30分間、岸田外務大臣は、国連本部内会議室において、日・GCC(湾岸協力理事会)戦略対話に出席し、GCC側(ハーリド・バーレーン外相(現GCC議長国)、サバーハ・アル・ハーリド・クウェート副首相兼外相(次期GCC議長国)及びザヤーニGCC事務局長と意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、ハーリド外相から、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催が決定したことに対する祝意が示されるとともに、最も重要な貿易のパートナーである日本との関係を更に深化・発展させ、新たな展望を開きたい、日GCC戦略対話を首都ベースで実施したい旨述べました。
- これに対し、岸田大臣から、安倍政権は中東を重視しており、自分は7月にイスラエル、パレスチナ、ヨルダンを訪問し、中東和平プロセス前進に向けた働きかけを行った、安倍総理の中東訪問で確認したとおり、中東諸国との間で「安定と繁栄に向けた包括的パートナーシップ」を構築したい、また、湾岸諸国との間で対話と協力を抜本的に強化したい旨述べました。
- 岸田大臣より、日本産食品の輸入規制解除に向けた協力及び日GCC・FTAの交渉再開を働きかけたところ、先方は、前向きな結果が得られるよう、関係者と共に最大限努力する旨述べました。
- また、双方は、シリア情勢、エジプト情勢、イラン情勢、中東和平等、中東地域情勢につき、幅広く意見交換を行いました。