岸田外務大臣

平成25年6月1日
 本1日午前10時から約15分間、横浜において、岸田文雄外務大臣は、バジル・イクエベ・コンゴ共和国外務・協力大臣(His Excellency Mr. Basile Ikouebe, Minister of Foreign Affairs and Cooperation, Republic of Congo)との間で日・コンゴ共和国外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、イクエベ大臣は、本1日より3日まで開催中の第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加するため来日中です。

1.  冒頭、岸田大臣から、イクエベ大臣の訪日を歓迎するとともに、TICADプロセス20周年となるTICADVを機に、日・アフリカ双方の発展を目指したい旨発言しました。
 これに対してイクエベ大臣より、他国がアフリカを顧みなかった20年前からTICADプロセスを通じ日本がアフリカのために貢献してきたことに敬意を表する旨述べました。

2.  続けて、イクエベ大臣より、コンゴ共和国の近年の高経済成長率に触れつつ、2025年までに新興国となるべく産業の近代化を進めている、昨年末設置した駐日大使館を通じ、両国間の経済関係強化を目指したい、日本のノウハウ・技術に期待する旨述べました。

3.  岸田大臣より、コンゴ共和国の駐日大使館の開館を歓迎するとともに、貿易・投資促進強化のため、近いうちに官民合同ミッションをコンゴ共和国に派遣したい旨述べました。さらに、岸田大臣より、我が国は、コンゴ共和国に対する支援は、保健・衛生や水産分野を中心に検討しており、また、現在、水産物の付加価値向上の技術協力を実施中である旨述べました。
 これに対してイクエベ大臣より、官民合同ミッション派遣は投資の可能性を広げるものとして歓迎の意が示されたほか、コンゴ共和国に対する我が国の支援に対する感謝の意と更なる支援に対する期待が表明されました。

4.  この他、アフリカの開発を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いまし

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