安倍総理大臣

平成25年6月1日
日・チュニジア首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
 本1日午後4時から約15分間、横浜において、安倍晋三内閣総理大臣は、モンセフ・マルズーキ・チュニジア共和国大統領(H.E. Dr. Moncef Marzouki, President of the Republic of Tunisia)との間で日・チュニジア首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、マルズーキ大統領は本1日から3日まで開催中の第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加するため来日中です。

1. 冒頭、安倍総理から、マルズーキ大統領の訪日を歓迎するとともに、マルズーキ大統領の指導の下、新たな国造りを進めるチュニジア政府の取組を支持する旨発言しました。これに対してマルズーキ大統領から、50年以上にわたりチュニジアへの支援を続けてきている日本への感謝の気持ちを伝えたい旨述べました。

2. 続けて、マルズーキ大統領から、チュニジアは平和的、民主的な革命を経て現在国造りの最中であるが、チュニジアの社会、経済の発展にとって重要なメジェルダ川の洪水対策、発電所建設、海水淡水化事業への日本の支援をお願いしたい旨述べました。

3. 安倍総理から、チュニジアにおいて年内に新憲法が制定され、新憲法下で総選挙と大統領選挙が実施され民主化プロセスが成功することを期待する旨発言しました。続けて安倍総理から、チュニジア政府が重視する分野においてやテロ対策についても支援していく旨表明しました。これに対しマルズーキ大統領から、治安面での支援も評価する、チュニジアの民主化は着実に進展しており、本年12月までに新憲法の下で選挙が行われる予定である旨述べました。

4. この他、アフリカの開発を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いました。

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