
ドナヒュー全米商工会議所会頭による岡田副総理表敬
平成24年7月20日
- 本20日(金曜日)午後12時25分から約30分間,岡田克也副総理が,来日中のトーマス・J・ドナヒュー全米商工会議所会頭(Mr. Thomas J. Donohue, President and CEO, U.S. Chamber of Commerce)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岡田副総理から,ドナヒュー会頭の来日を歓迎するとともに,先般の野田佳彦内閣総理大臣の訪米時に開催された,米ビジネス関係者との朝食会は大変有意義であった旨述べ,また,東日本大震災後の復興に関し,ドナヒュー会頭はじめ米国経済界から,引き続き協力いただいていることに改めて謝意を表明しました。これに対し,ドナヒュー会頭から,日米経済関係は非常に重要であり,日米経済関係強化の観点から,米日経済協議会と全米商工会議所を統合したことにつき説明がありました。
- 岡田副総理から,アジア太平洋地域の更なる成長と繁栄につながるアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構築という目標に向け,日米が協力して貿易・投資に関するルール・秩序を作っていく意義は大きい旨,また,環太平洋パートナーシップ(TPP)協定については,FTAAP実現のための道筋の一つであり,交渉参加に向けた協議が進められている旨述べました。これに対し,ドナヒュー会頭から,日米経済関係の戦略的重要性に触れ,日米両国がTPPに参加すれば,日米経済関係はより緊密化され,世界経済にも好ましい影響をもたらすことになる旨述べました。
- ドナヒュー会頭から,日本が直面しているエネルギー問題について,米国のエネルギー輸出規制が緩和された場合,日本が優先的輸出先国になるべきとの考えが示され,岡田副総理から,米国からのエネルギー輸入の拡大は日米双方の利益になるとして,米産業界の理解と協力を求めました。