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ナスル第66回国連総会議長の藤村官房長官表敬について

平成23年11月14日

 本14日(月曜日)午前11時45分から約20分間,藤村修官房長官は,ナーセル・ビン・アブドゥルアジーズ・アル・ナスル第66回国連総会議長(H.E. Mr. Nassir Abdulaziz Al-Nasser, President of the 66th General Assembly of the United Nations) による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 藤村官房長官から,本年9月に野田総理と貴議長が意見交換をされた際に,総理からこの秋に訪日いただきたいと述べたことを受け,早々に訪日いただいたことに感謝する,残念ながら総理はAPEC首脳会合のため不在としているため,総理の名代として自分(藤村官房長官)が面会させていただいた,本日の面会の結果は総理に伝えたいと述べました。
     更に,東日本大震災に際するカタール政府からのLNG(液化天然ガス)追加供給を含む多大なる支援に感謝する旨述べました。
  2. これに対しナスル議長から,本日は貴官房長官にお会いすることができ感謝する,総理はご多忙であると承知しており,総理への自分(ナスル議長)の感謝の気持ちをお伝えいただきたいと述べました。
  3. 藤村官房長官から,貴議長が重視する防災分野および安保理改革について貴議長との協力関係を強化していきたいと述べました。
  4. これに対しナスル議長から,神戸の「人と防災未来センター」を視察し,日本がいかに災害を乗り越えたかを学んだと述べた上で,日本と緊密に協力していきたいと述べました。国連改革については,本日出席した「安保理改革に関する東京対話」は有意義な取り組みである旨の評価が述べられました。
  5. 藤村官房長官から,北朝鮮問題について言及し,拉致問題については,基本的人権の侵害という国際社会にとっても普遍的な問題であり,今次国連総会第3委員会に日本が提出している北朝鮮人権状況決議を通じて,北朝鮮の人権状況の改善を求めていきたいと述べました。
  6. ナスル議長から,北朝鮮の人権状況決議は承知しているとした上で,北朝鮮を含むすべての人権問題は,自分(ナスル議長)にとって重要な課題である,決議が総会に上程されることについての期待表明がありました。
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