平成25年2月1日(金曜日),岸田外務大臣は,外務省において,松井一實広島市長の表敬を受けました。概要は以下のとおりです。
- 松井広島市長は,今年1月に自身が会長を務める平和市長会議の国内加盟都市会議を開催したことを説明しました。その上で岸田大臣に対し,唯一の戦争被爆国として核兵器のない世界の実現に向けた国際的機運を高めるためにリーダーシップを発揮することや,核兵器禁止条約の早期実現に向けた国際社会に対する働きかけを行うこと等を要請し,安倍総理宛の要請文を手交しました。
- これに対し岸田外務大臣は,日本政府としても核廃絶を目指すという方向性については平和市長会議の目指すものと一致しているので,引き続き広島市等の地方自治体とも連携しながら,核軍縮分野において現実的な成果を積み重ねていきたい旨述べました。また来年春に広島市で軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)外相会合を開催する予定であることに言及し,会議の成功に向けて今後広島市との協力関係を強化していきたい旨を伝えました。