
日本・モンゴル外相会談
平成19年3月1日
3月1日(木曜日)17時35分頃から約30分間、麻生外務大臣はエンフバヤル大統領(公式実務賓客)の公式随員として来日中のエンフボルド・モンゴル国外務大臣と会談を行ったところ、概要以下のとおり。
- 冒頭、エンフボルド外務大臣より、日本を中国・ロシアと並ぶ「第三の隣国」として重視しており、今回の大統領訪日の最大の政治的意義は、両国首脳が2月26日に「共同声明」及び「今後10年間の日本・モンゴル基本行動計画」に署名されたことにある旨発言した。双方はこれらに盛り込まれた協力の実現に向けて努力していくことで意見の一致をみた。
- 麻生大臣より、2008年の安保理非常任理事国選挙に関して示されたモンゴル国の厚意に改めて感謝する、今回の協力実現にはエンフボルド外務大臣の果たされた役割が極めて大きかったと聞いており、エンフボルド外務大臣にも感謝する旨発言した。
- 麻生大臣より、南ゴビ地域の鉱物資源に関して、日本として開発に協力するため官民合同の協議会が立ち上げられることは大変意義深い旨発言した。
- エンフボルド外務大臣より、モンゴル国の経済は過渡期を過ぎ、持続的発展のスタート地点にいることから、今後モンゴル国として、法的整備等を通じて外資系民間企業の市場参入を支援していく旨発言した。これに対し麻生大臣より、両国の経済関係の発展にともに努力していきたい旨発言した。
- 麻生大臣より、協力関係推進のために日モンゴル外相間の緊密な対話が重要であり、平成19年度内にエンフボルド外務大臣を我が国に招待したい旨述べた。これに対し、エンフボルド外務大臣より感謝の意が示されるとともに、麻生大臣のモンゴル国訪問が招請され、同時に、衆議院議長及び参議院議長のモンゴル国訪問に尽力願いたい旨発言があった。