
麻生外務大臣のペレス・イスラエル大統領への表敬
平成19年8月13日
- 8月13日午後、麻生太郎外務大臣は、訪問中のイスラエルにおいて、ペレス・イスラエル大統領を表敬し、約50分間懇談した。なお、ペレス大統領は、今年3月に東京で開催された「平和と繁栄の回廊」構想の4者協議立ち上げのための閣僚級協議に当時副首相としてイスラエル政府の代表を務めた経緯がある。
- 麻生大臣より、3月以来の再会を光栄としつつ、大統領就任に改めて祝意を表明した上で、最近の要人往来を含む二国間関係の活性化に触れながら、今回ジェリコにおいて「平和と繁栄の回廊」構想を両国の共同事業として進めることで更なる二国間関係の強化にも資すると思う、特に、イスラエル・パレスチナ間の信頼醸成のためには、言葉だけでなく、実際に目に見える成果を示す必要があるところ、その意味でも、我が国としては、この「平和と繁栄の回廊」構想について小さくとも着実に具体的な成果を出していきたく、引き続き貴大統領の支援をお願いしたい旨述べた。
- ペレス大統領よりは、イスラエル側同席者にジェリコ周辺地域の治安情勢を確認しつつ、本件構想の進捗振りに強い関心を示すとともに、この構想のように経済面から和平に貢献しようとする日本の試みを高く評価している、政治的展望と治安の確保の両方を図ることは可能であり、是非とも本構想を推進して欲しいと述べた。