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平成19年3月15日
(1)日時・場所
3月14日(水曜日)17時40分より、外務省飯倉別館にて開催
(2)出席者
(イ)日本側:
麻生外務大臣、有馬政府代表、奥田中東アフリカ局長、別所国際協力局長
(ロ)イスラエル側:
ペレス副首相、コーヘン在京大使、ディボン外務省国際協力局長
(ハ)パレスチナ側:
エラカートPLO交渉局長、シアム在京常駐総代表、
アティッリPLO交渉支援ユニット政策アドバイザー
(ニ)ヨルダン側:
カスラウィ国王特別顧問、ナウリ在京大使、
ハッサーン国王事務所国際政策局長
(3)背景
昨年7月に小泉総理(当時)が中東を訪問した際、将来のパレスチナの経済的自立を目指して、地域協力を通じ農産業分野を中心にヨルダン渓谷の経済開発を図る「平和と繁栄の回廊」構想を提唱し、日本、イスラエル、パレスチナ、ヨルダン各首脳の賛同を得た。これを受けて今般、同構想を具体化するための4者協議の立ち上げ会合を、閣僚級の出席者を得て開催することとなった。
なお、本件構想については、昨年11月にJICA調査団を現地に派遣し、ヨルダン渓谷における農業関連分野の支援案件の形成を行った。
(1)本会合において4者間で以下につき合意した(麻生大臣より会合後のレセプション時の挨拶にて発表)。
(イ)この構想の推進のため、引き続き4者間で高い政治的関心を払っていくこと。
(ロ)3月末に派遣される農産業団地・物流拠点整備のための調査団の活動を通じ、農産業団地の建設候補地の選定に優先して取り組むこと。
(ハ)今後、定期的に事務レベルでの4者協議を域内で開催すること。第1回目の事務レベル会合については、本年6月を目処に開催すること。
(2)また、イスラエル、パレスチナ、ヨルダン各代表より、本構想についての我が国のイニシアティブ及びこれまでの我が国の対パレスチナ支援に対する謝意と、本構想の早急な実現や我が国の更なる役割への期待が表明された。