国連外交
リウ国際民間航空機関事務局長による鈴木外務大臣政務官表敬
平成31年4月4日


4日午前11時15分から約30分間,鈴木憲和外務大臣政務官は,リウ・ファン国際民間航空機関(ICAO)事務局長(Dr. Fang Liu, Secretary General, International Civil Aviation Organization (ICAO))の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,鈴木政務官から,ICAO史上初となる事務局長の訪日を心から歓迎するとともに,初の女性事務局長としてICAOの政策の着実な実施に向けリーダーシップを発揮されていることに改めて敬意を表し,更なる活躍に期待する旨述べたところ,リウ事務局長から,国際民間航空の新たな諸課題に対し,ICAOを通じて日本を始めとする加盟国と緊密に協力しながら,国際航空の安全と発展に向けた新たなルール作りに努めていく旨の発言がありました。
- また,鈴木政務官から,日本は本年1月に実館化したICAO代表部を通じ,引き続きICAOと連携してアジア太平洋地域及び世界の国際民間航空の安全及び秩序ある発展のために一層貢献していきたい旨を述べたところ,リウ事務局長から,これまでの日本の貢献について謝意が表明され,ICAOの重要なパートナーである日本と共に,日ICAO関係を一層強化していきたい旨述べました。
- さらに,ICAOにおける日本人職員の増強について,鈴木政務官から,更なる取組促進への期待を述べたころ,リウ事務局長から,日本人職員を高く評価しており,より多くの優秀な日本人がICAOを志望してくれることに期待している旨の発言がありました。
[参考]国際民間航空機関(ICAO)
ICAOは,1994年に採択された国際民間航空条約(シカゴ条約)に基づき設立されたカナダ・モントリオールを本部とする国連専門機関。国際民間航空の安全かつ整然とした発展,機会均等主義の下での国際航空運送業務の確立及び健全・経済的な運営のための国際協力を主たる目的とし,そのための国際ルールの策定・実施の確保に取り組む。日本はICAO加盟国として,総会,理事会及び委員会等の各種会合に積極的に参加し,国際民間航空の安全及び発展に貢献。