人道支援

令和5年12月14日
ポープIOM事務局長と握手をする上川外務大臣
ポープIOM事務局長と会談をする上川外務大臣

 現地時間12月13日午後6時45分(日本時間14日午前2時45分)から約25分間、上川陽子外務大臣は、第2回グローバル難民フォーラムに出席のため訪問中のスイス連邦・ジュネーブにおいて、エイミー・ポープ国際移住機関(IOM)事務局長(Ms. Amy E. Pope, Director General, the International Organization for Migration (IOM))と会談を実施したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、IOM初の女性事務局長就任に心からの祝意を伝えました。また、悪化の一途をたどる人道状況を改善するためには、難民・避難民一人ひとりが、夢を語り、実現できる、そうした未来の展望を我々は持つべきだと述べ、我が国が彼らの自立を支援していくこと、こうした支援を実施していく際に欠かせない女性・平和・安全保障(WPS)の視点が重要である旨を述べました。
  2. これに対し、ポープIOM事務局長から、日本のこれまでの支援への謝意と今後のさらなる協力への期待が示されるとともに、WPSの視点の重要性について上川大臣と認識を共有するとした上で、最新の人道状況やIOMの活動について説明がありました。また、太平洋島嶼国も含め、日本と具体的案件についての協力強化への期待を表明されました。
  3. 双方は、アジア太平洋地域における気候変動への適応能力強化や我が国の第三国定住による難民受入れ等の分野において、引き続き緊密に協力していくことで一致しました。

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