人権・人道・難民

平成27年11月4日
国連パレスチナ難民救済事業機関事務局長による萩生田内閣官房副長官表敬

 本4日午後3時10分から約15分間,萩生田光一内閣官房副長官は,訪日中のピエール・クレヘンビュール国連パレスチナ難民救済事業機関(United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees:UNRWA)事務局長(Mr. Pierre Krähenbühl, Commissioner-General of UNRWA)による表敬を受けたところ,概要以下のとおりです。

1 萩生田副長官から,厳しい状況下でパレスチナ難民のために真摯に活動するUNRWAに敬意を表するとともに殉職したUNRWA職員に弔意を表しました。日本は,UNRWAへの支援を含めた難民支援を重視している旨述べるとともに,今般,UNRWA経由で約570万ドルの食糧援助を実施したところ,これらの支援を有効に活用いただくとともに,日本人職員の更なる活躍への期待を述べました。

2 これに対し,クレヘンビュール事務局長から,日本からの支援に対する心からの謝意が述べられるとともに,日本への感謝と連帯を示すため,ガザのパレスチナ難民の子供達が,東日本大震災を追悼して,凧揚げを行っており,今般ガザの中学生が岩手県釜石市を訪問して凧揚げを行ったことが紹介されました。また,シリアやガザ等の状況が厳しさを増す中,UNRWAによるパレスチナ難民への保健や教育等の事業は,パレスチナ難民を人道的に支えるとともに地域の平和と安定にも資するとの説明がありました。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)(概要)(PDF)別ウィンドウで開く


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