人道支援
グランディ国連難民高等弁務官による菅総理大臣表敬
令和3年7月22日

7月22日、午後2時10分から約15分間、菅義偉内閣総理大臣は、東京オリンピック競技大会開会式に出席するため訪日中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官(Mr. Filippo GRANDI, United Nations High Commissioner for Refugees)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 菅総理大臣から、東京オリンピック・パラリンピック競技大会への難民選手団の参加及びグランディ国連難民高等弁務官の訪日に歓迎の意を表した上で、難民選手全員の活躍と共に、世界中の人々に難民問題に対する関心を高める機会となることを期待する旨述べました。また、菅総理大臣は、難民支援を専門とする国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の果たす役割がますます重要になっており、UNHCRの職員に敬意を表するとともに、グランディ高等弁務官のリーダーシップを高く評価する旨述べました。さらに、菅総理大臣は、日本人職員の更なる活躍を期待する旨述べるとともに、日本のNGOや企業との連携促進を要請しました。
- これに対し、グランディ国連難民高等弁務官から、新型コロナウイルス感染症拡大防止対応を含む日本からの支援に対して謝意を述べるとともに、東京大会への難民選手団参加を通して、難民への関心を日本及び世界に対して惹起する機会としたい旨述べました。また、難民危機が長期化する中で新たに避難民が発生する状況も生まれており、難民問題への国際的な負担と責任の共有が重要であり、日本の貢献に対する期待と、日本との連携を強化していきたい旨述べました。