難民

平成27年11月25日
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 11月25日(水曜日)午後3時から約30分間、木原誠二外務副大臣は、来日中のアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官(H.E. Mr. António Guterres, United Nations High Commissioner for Refugees)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、木原外務副大臣から、これまでのグテーレス高等弁務官による活動を評価しつつ、退任直前の訪日を歓迎するとともに、昨今の難民等を巡る状況の下、UNHCRが果たす役割はますます重要になっているところ、UNHCRとの協力を強化したい旨述べました。また、難民問題に関し、シリアやイラクの難民、国内避難民支援を強化していく旨述べました。
  2. グテーレス国連難民高等弁務官から、在任の10年間、日本政府からの政治的・財政的支援に大きく支えられたとして謝意が述べられるとともに、UNHCRの活動は、邦人職員や日本のNGO、更には日本のビジネス界との連携により支えられており、日本との協力関係への感謝が述べられました。また、現下の中東等における人道危機のみならず、来年TICADが開催されるアフリカにおける難民支援においても、日本との協力関係を促進させたい旨述べ、日本からの継続的な支援への期待が示されました。
  3. この他、両者は、我が国のUNHCRを通じた支援におけるビジビリティ向上や来年5月に行われる世界人道サミットに向けた人道支援と開発支援の連携促進等について意見交換を行いました。

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