難民
クレヘンビュール国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長による岸外務副大臣表敬
平成28年10月25日


- 10月25日(火曜日)午前11時から約30分間,岸信夫外務副大臣は,ピエール・クレヘンビュール国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長(Mr. Pierre Krähenbühl, Commissioner-General of the United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岸外務副大臣から,再会を歓迎するとともに,難民問題は国際社会の喫緊の課題の一つであり,日本が議長を務めたG7伊勢志摩サミットでは,難民・移民問題を取り上げるなど,日本として難民問題を重視しているところ,世界で最も長期化し,最も人数が多いパレスチナ難民を支援するUNRWAとの協力関係を強化させ,日本が提唱する「人間の安全保障」を共に推進させたい旨述べました。
- これに対し,クレヘンビュール事務局長から,日本政府からの支援によって再建された学校の例を引きつつ,UNRWAに対する拠出への謝意が述べられるとともに,シリア危機等の影響を受けて厳しさを増すパレスチナ難民の状況と中東の安定化に与える影響につき説明があり,日本からの継続的な支援への期待が示されました。
- この他,UNRWAにおける日本人職員の活躍,日本支援のビジビリティ向上,日本の支援によりパレスチナ難民に普及している母子健康手帳等について意見交換が行われました。