持続可能な開発のための2030アジェンダ

令和元年8月28日
ウングボ国際農業開発基金総裁による鈴木外務大臣政務官表敬の様子
ウングボ国際農業開発基金総裁と握手する鈴木外務大臣政務官
 本28日,午前10時30分から約30分間,鈴木憲和外務大臣政務官は,TICAD7出席のため訪日中のジルベール・ウングボ国際農業開発基金(IFAD)総裁(Mr. Gilbert Houngbo, President of International Fund for Agricultural Development(IFAD))の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
 
1 鈴木政務官から,我が国の「人間の安全保障」の理念に基づくSDGs推進の取組を紹介しつつ,「IFADが実施する農村地域への支援は,まさに『人間の安全保障』の理念に沿ったものであり,日本が重視する保健・栄養,教育,ジェンダーの観点からも重要」と述べました。また、IFADが現地事務所を展開し,受益国政府や,農家とのパートナーシップを強化する取り組みを行っていることを高く評価する旨述べました。
 
2 これに対し,ウングボ総裁から,IFADは「誰一人取り残さない」という信念の下、最貧国の最貧地域の農家に焦点を当てている,民間セクターの投資を呼び込むため取り組んでいく旨述べるとともに,農村地域のビジネスを後押ししていきたい旨述べました。
 
3 さらに両者は今年秋に開催予定のIFADキャリアセミナーを含めたビジビリティ強化や,邦人職員の採用・昇進の更なる強化などについても意見交換を行いました。
 
[参考]国際農業開発基金(IFAD)
 1976年に設立された国連専門機関(事務局本部はローマ)。現在177国が加盟(我が国は1977年に原加盟国として参加)。主にアフリカ,アジア等の開発途上国に対し,融資や無償資金供与を通して,持続可能な農業開発を促進・支援する。

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