国連外交
岸田外務大臣の第69回国連総会サイドイベント「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現に向けて」出席
平成26年9月22日

1 9月22日(月曜日)午後6時15分(日本時間23日午前5時15分)から約40分間、ニューヨークのロックフェラー財団会議室において、国連総会出席のためニューヨークを訪問中の岸田文雄外務大臣は、ロックフェラー財団主催(日本政府及びフランス政府共催)の第69回国連総会サイドイベント「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現に向けて:なぜ今なのか」に出席しました。
2 主催者のロビン=ロックフェラー財団会長から冒頭挨拶があった後、岸田外務大臣及びジラルダン=フランス開発・仏語圏担当国務大臣が挨拶を行いました。岸田大臣の発言概要は以下のとおりです。
- 岸田外務大臣スピーチ(仮訳)(PDF)
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- 岸田外務大臣スピーチ(英語)(PDF)
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- ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)(注)達成に向けて,グローバルリーダーが連携して行動していくことが重要。
- プライマリー・ヘルス・ケア(PHC)の脆弱さも要因となって,西アフリカではエボラ出血熱の拡大が刻々と悪化している。
- わが国はこの公衆衛生危機を打開するために,追加的な緊急人道支援,WHOを通じた日本人専門家の派遣,我が国の製薬企業が開発した有力な候補薬の一定の条件下での提供など,更なる必要な支援策を検討している。
- わが国は,健康で教育レベルの高い中間層に支えられて高度経済成長を続け、現在は高齢化社会で非感染性疾患や認知症に対応。こうした経験を国際社会に共有していく用意がある。
(注)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)は、全ての人が基礎的な保健医療サービスを負担可能な費用で受けられることを指す概念で、人間の安全保障を推進する我が国が重視する衡平性や個人の保護に着目した考え方です。我が国は、2013年5月に発表した国際保健外交戦略で定めたとおり、UHCを推進し、世界の人々の健康改善に貢献していきます。