その他の地球規模課題トピックス
ファレモ国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)事務局長による鈴木外務副大臣表敬
令和元年11月28日


- 11月27日,午後2時10分から約20分間,鈴木馨祐外務副大臣は,訪日中のグレテ・ファレモ国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)事務局長(Ms. Grete Faremo, Executive Director of the United Nations Office for Project Services)による表敬を受けました。
- 鈴木副大臣は,ファレモ事務局長を歓迎し,「『質の高いインフラ投資に関するG20原則』をはじめとするプロジェクトの透明性,債務の持続性,ライフサイクルコストを重視する国際スタンダードに沿った質の高いインフラ整備を推進するため,UNOPSのこれまでの協力に感謝する」と述べました。「日本政府は自然災害による被害を最小限に留めるようなインフラ整備を進める取組みに力強くコミットしている一方,世界的に見て公的資金には限りがあり,効率的な資金活用と民間資金の活用が重要」と述べました。
- これに対し,ファレモ事務局長より,日本からのUNOPSへの拠出に謝意が述べられるとともに,日本とUNOPSとの共通の優先課題として質の高いインフラを一層進めていきたい旨述べました。また,開発分野においても技術革新は重要な要素となっており,国連調達に革新的な技術を有する日本企業がより多く参加できるよう協力していきたい旨述べました。また,日本におけるUNOPSの認知度を高め,より多くの優秀な日本人にUNOPSに関心を持って頂き,門戸を広げていく旨述べました。
- 鈴木副大臣は,「世界各地で生じている地球規模課題においては,短期的な費用対効果のみならず,インパクトをいかに最大化し,効率的に対処できているかを正確に測る指標やその執行が重要である」と述べ,優良なインパクトを生み出し得る日本企業及び邦人職員の更なる活用を求めました。