その他の地球規模課題トピックス

令和元年8月29日
世界銀行グループによる河野外務大臣表敬(挨拶)
世界銀行グループによる河野外務大臣表敬(大臣発言)
世界銀行グループによる河野外務大臣表敬(先方発言)

 本29日午後3時45分頃から約20分間,河野太郎外務大臣は,第7回アフリカ開発会議(TICAD7)のため訪日中のフィリップ・ル・ウェルー国際金融公社(IFC)長官(Mr. Philippe Le Houérou, CEO, International Finance Corporation: IFC),本田桂子多数国間投資保証機関(MIGA)長官(Ms. Keiko Honda, CEO, Multilateral Investment Guarantee Agency: MIGA)及びハフェズ・ガネム世界銀行副総裁(アフリカ地域担当)(Mr. Hafez Ghanem, Vice President for Africa Region, World Bank)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1.  河野大臣から,ル・ウェルーIFC長官,本田MIGA長官及びガネム世界銀行副総裁の訪日を歓迎するとともに,「日・アフリカ間の貿易投資促進のため,ビジネス環境改善や投資政策等の分野で世界銀行グループの貢献に期待したい」と述べました。また,河野大臣から,「SDGs(持続可能な開発目標)の達成のため,また,アフリカの開発に必要な資金を確保するため,革新的資金調達を真剣に検討する必要がある」旨述べ,両者は,革新的資金調達の検討を進めることが重要との認識で一致しました。
  2.  両者は,官民連携を通じた民間投資促進について意見交換し,世界銀行グループから,「途上国の開発には,更なる民間投資が不可欠,日本のビジネススタイルは利益追求のみではなく,公的な要素が多く,アフリカ諸国は日本の民間セクターの更なるアフリカ進出を望んでいる,日本の民間セクターがアフリカ諸国に更に参入しやすくなるよう世銀グループとして支援する」旨述べ,両者はアフリカの経済発展及び社会開発に向け,更なる協力を確認しました。

 [参考]世界銀行グループ
 途上国の貧困削減と持続的な経済成長の実現を使命として,金融支援,技術支援等を提供している。国際復興開発銀行(IBRD),国際開発協会(IDA),国際金融公社(IFC),多数国間投資保証機関(MIGA)及び投資紛争解決国際センター(ICSID)の5機関で構成されている。本部はワシントンD.C.,総裁は,デイビッド・マルパス世界銀行総裁。


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