国際保健

令和6年2月22日

UHC2030の概要

1 設立目的

 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を2030年までに達成することを目指し、国際社会におけるUHC推進のための政治的モメンタムを増大すること。

2 活動内容

 政府、国際機関、財団、民間部門など様々な利害関係者を集結し、協働するためのプラットフォームを提供している。

  • ア 国連を含む国際場裏におけるUHC推進に向けたイベントの開催
  • イ 各国のUHC達成状況に関するデータ収集及びモニタリング
  • ウ UHC達成に向けたガイドラインや行動計画の策定
  • エ UHCの推進や保健システムの強化に関する報告書の出版

UHC2030と日本の協力

 UHC2030と我が国は、2016年のUHC2030設立以来緊密に連携してきています。特に近年では、新型コロナの経験を経て、UHC達成の重要性が各国で再認識される中、日本はUHC2030と協働し新たなUHCの方向性を打ち出すべく積極的活動を展開してきました。
 例えば、2022年9月に林外務大臣が共催したUHCフレンズ閣僚級会合に際しては、UHCに関する様々な示唆を提供すると共に、会合の議論の内容を詳細にホームページHPにおいて広報するなど、国際社会におけるUHC実現に向けたモメンタムを高めるためにUHC2030は極めて重要な役割を果たしました。加えて、2023年のG7広島サミットにおける保健分野の成果として公表された「G7 Global Plan for UHC Action Agenda」はUHC2030がとりまとめた「UHC Action Agenda」に基づく内容となっており、これは日本がリードしたG7プロセスとUHC2030の連携の緊密性を端的に摘示している好例となっています。


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