国際保健
G7広島サミットに向けた世界人口開発議員会議(GCPPD)2023での岸田総理大臣の基調講演
令和5年4月25日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
4月25日、都内において「G7広島サミットに向けた世界人口開発議員会議(GCPPD2023)」が開催され、岸田文雄内閣総理大臣が出席し、基調講演を行いました。
- 岸田総理大臣は、講演において、昨年11月に世界人口が80億人に達したことに触れ、人口問題は社会の在り方に直結する問題であり、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けては、人口の視点を取り入れることが不可欠である旨述べました。また、人口問題の対応に際して、人間の安全保障を基本的な視座として、単なる人口の増減だけでなく、個々の人間の生活の質に着目する必要がある旨述べました。
- 岸田総理大臣はまた、様々な人口問題へのアプローチの中で重要なものの一つが、グローバル・ヘルスの取組であり、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成である旨述べ、G7広島サミットに向けた抱負を述べました。
- 岸田総理大臣は、この会議に参加した各国の国会議員が地球規模課題の解決に取り組み、新たな時代の人口問題、そしてポストコロナの時代を共に切り拓いていくことに対する期待を述べました。
(参考1)別添PDF
(参考2)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
全ての人が負担可能な費用で質の確保された保健サービスを受けられ、経済的リスクから保護されること。
(参考3)G7広島サミットに向けた世界人口開発議員会議(GCPPD2023)の概要
- 日時:4月25日、26日
- 場所:東京
- 主催:アジア人口・開発協会(APDA)、人口と開発に関するアジア議員フォーラム(AFPPD)および国際人口問題議員懇談会(JPFP)
- 主な参加者:各国人口開発議連代表議員、政府代表、国際機関等代表、市民社会団体代表、民間企業代表ほか
- 主な議題:ジェンダー平等と女性のエンパワーメント、若者への投資、活力ある高齢化