国際保健

令和6年9月21日
日米豪印がんムーンショットでスピーチを行う岸田総理大臣 日米豪印がんムーンショットに出席する岸田総理 (写真提供:内閣広報室)

 現地時間9月21日午後6時40分(日本時間22日午前7時40分)から、日米豪印首脳会合出席のため米国デラウェア州を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジョセフ・バイデン米国大統領(The Honorable Joseph R. Biden, Jr., President of the United States of America)が主催した日米豪印首脳会合サイドイベント「日米豪印がんムーンショット」に出席しました。本会合には、岸田総理大臣のほか、訪米中のアンソニー・アルバニージー・オーストラリア連邦首相(The Honorable Anthony Albanese, MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)及びナレンドラ・モディ・インド首相(H.E. Mr. Narendra Modi, Prime Minister of India)が出席しました。

  1. 岸田総理大臣は、スピーチにおいて、バイデン大統領が長年がん対策に情熱を注いできたことに関し、日米豪印協力という形でその情熱が結実したことに敬意を表する旨述べました。また、岸田総理大臣は、新型コロナで停滞した保健課題への対応が益々重要になっており、がん協力を含め地域の健康と安全に取り組むことは、まさに時宜を得たイニシアティブである旨述べました。
  2. また、岸田総理大臣は、日本はインド太平洋地域において、がん対策の協力として、機材整備や技術協力、国際機関・イニシアティブを通じた支援を実施しているほか、米豪印のがん関連の研究機関等と連携しつつ取組を進めている旨述べました。さらに、岸田総理大臣は、子宮頸がん対策について、医療機材・設備の整備、技術協力、Gavi ワクチンアライアンスや国連人口基金(UNFPA)、国際家族計画連盟(IPPF)等の国際機関への拠出といった協力を行っており、今後も同様の取組を進めていく旨述べました。
  3. 最後に、岸田総理大臣は、日米豪印の技術やネットワーク力を結集させて、がん対策の取組が一層効果を上げることができるよう、緊密に連携していくことを強調しました。

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