国際保健
木原外務副大臣の「第三回日経アジア感染症会議」出席
平成28年4月25日
4月22日及び23日,日本経済新聞社,日経BP社主催「第三回日経アジア感染症会議」が開催され,外務省を代表して木原誠二外務副大臣が出席したところ,その概要は以下のとおりです。
基調講演において,木原副大臣は,感染症の発生・蔓延は世界の人命及び社会経済に大きく影響すること,グローバル化の進展とともにその影響は益々拡大していることに言及の上,清瀬市には結核研究所があり,これを中心とした結核療養,結核研究,国際的人材育成の実績があること,武蔵村山市の国立感染症研究所に日本唯一のBSL4施設が指定されたこと,国民皆保険を成し遂げた経験,更にはG8で初めて保健を課題として取り上げてきた歴史に言及しました。また,副大臣はこれからも「人間の安全保障」の理念を掲げる「平和と健康のための基本方針」に基づき,公衆衛生危機への対応及び感染症対策を含むUHC達成と保健システム強化を目指しG7伊勢志摩サミットやTICAD VIでリーダーシップを発揮していきたい旨述べました。
同会議には,WHO,Gaviワクチンアライアンス,グローバルヘルス技術振興基金(GHIT)等の保健関連機関,製薬会社や報道機関等の民間企業,大学,自治体等が国内外から出席し,世界的な感染症対策に向けた官民協力促進のあり方について,幅広いステークホルダーの観点から,活発な意見交換が行われました。