国際保健

平成28年2月8日
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 2月4日,午前11時から約30分間,木原誠二外務副大臣は,訪日中のンゴジ・オコンジョ=イウェアラ Gaviワクチンアライアンス(Gavi)理事長の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,木原外務副大臣から,今回の訪日と理事長への就任を歓迎しました。次に,木原副大臣から日本政府は本年のG7議長国やTICAD VIの機会を通じて,公衆衛生危機への対応及びUHCを推進していきたいと考えている,持続可能な開発目標(SDGs)にも盛り込まれた「ワクチンへのアクセス」拡大に取り組むGaviとの協力,連携を強化していきたいと述べました。

    また,木原副大臣はエボラ出血熱の影響で保健システムが機能しなくなり,予防接種率が下がったために麻しんが流行している西アフリカの国やその近隣国での予防接種事業のため,Gaviに対して,2015年度補正予算にて20.4億円拠出することを表明し,効果的な事業の実施を望むと述べました。
  2. これに対し,オコンジョ=イウェアラ理事長からは,今回の日本からの拠出表明への謝意が述べられると共に,日本が厳しい財政状況下においても,Gaviに対する貢献を継続していることに感謝の意が表明されました。また,エボラ出血熱等の公衆衛生危機に対応するには,平時からの保健システム強化が重要であり,予防接種が極めて大きな効果を持つことについて説明があり,TICADやG7伊勢志摩サミットの機会を通じて,日本政府とさらに連携を促進していきたい旨発言がありました。

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