国際保健

令和3年5月31日

 日本政府とGaviが共催するCOVAXワクチン・サミット(AMC増資首脳会合)が、6月2日にオンライン形式で開催されます。同サミットには、我が国から菅義偉総理大臣及び茂木敏充外務大臣が出席予定のほか、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長を含む各国政府代表、国際機関代表、ビル・ゲイツ氏他が参加予定です。

 新型コロナ感染症の収束のためには、日本はもとより、世界全体でワクチンへの公平なアクセスや普及を進めることが重要です。我が国は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの考え方の下、途上国を含めた安全性、有効性、品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスの確保について、治療、診断や保健システム領域への貢献と共に重視しています。

 COVAXファシリティは、2021年末までに途上国に18億回分(人口の約30%相当)のワクチン供給を目指し、合計83億ドルが必要と試算しています。COVAXファシリティが必要とする資金目標を達成できるよう,共催国として議論を主導していく考えです。

[参考1]COVAXファシリティ(COVID-19 Vaccine Global Access Facility)
 新型コロナワクチンへの途上国を含めた公平なアクセスの確保のため、Gaviワクチンアライアンス主導の下、立ち上げられた資金調達及び供給調整メカニズム。ワクチンの購入量と市場の需要の保証を通じ規模の経済を活かして交渉し、迅速かつ手頃な価格でワクチンを供給する仕組み。このうち、途上国支援枠組み(AMC: Advance Market Commitment)につき、2021年末までに合計83億米ドルの資金が必要とされている。

[参考2]COVAXワクチン・サミットの開催日時(予定)
 6月2日20:00-22:20(日本時間)に開催予定。共催者による開会挨拶後、各国からの発言やGaviによるプレゼンテーションが実施される。なお、本会合の模様はGaviのホームページ別ウィンドウで開くから視聴可能。


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