地球環境
令和元年度補正予算による国連環境計画(UNEP)に対する拠出
令和2年6月4日
- 我が国は,国連環境計画(UNEP)による以下の4件のプロジェクトを支援するため,令和元年度補正予算により約7億5,800万円(6,891,525米ドル)の拠出を行いました。
- (1)アジア・太平洋地域におけるプラスチックごみ流出防止対策支援(6億2,700万円)
- 我が国が平成30年度補正予算により支援した,東南アジア・インドにおける海洋プラスチックごみ対策促進プロジェクトの第2段階として行われるもの
- (2)アジア地域における環境上適正なプラスチック廃棄物管理・処理技術支援事業(約1億円)
- UNEP国際環境技術センター(IETC)による,環境上適正なプラスチックごみの管理に関するデジタルプラットフォーム作成を支援するもの
- 上記(1)及び(2)は,G20大阪サミットで共有された「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」実現のために途上国を支援する「マリーン・イニシアティブ」の一環として,アジア地域における海洋プラスチックごみ対策を支援するものです。
- (3)イラクにおける瓦礫再利用を通じた帰還民及び緊急生計支援(約2,778万円)
- イラクのキルクーク県において紛争後の復興を支援するもの
- (4)気候変動に伴う自然災害に対する脆弱な農家・牧畜業者及び国内避難民の強靱化(約328万円)
- 南スーダンにおいて自然災害に対して脆弱な農家・牧畜業者及び国内避難民を支援するもの
- これらのプロジェクトでは,日本の企業や技術との連携が予定されており,日本の技術が生かされる機会にもなっています。
- 我が国としては,今後もUNEPとの協力関係を深めつつ,環境分野において国際社会で引き続きリーダーシップを発揮していく考えです。