地球環境

平成29年12月11日

 平成29年11月27日(月曜日)から12月2日(土曜日)まで,第53回国際熱帯木材理事会がリマ(ペルー)において開催されたところ,概要以下のとおり。

1 出席者

 46の加盟国及びEUの政府関係者等に加え,オブザーバーとして生物多様性条約(CBD),ワシントン条約(CITES),国連森林フォーラム(UNFF),NGO等からの参加があった。我が国からは,外務省及び林野庁の担当者が出席した。

2 要点

(1)投資損失問題への対応

ア 損失の最終処理

 昨年の理事会決定で定められた損失処理の枠組(内部留保の充当、及び存続プロジェクトに係る事業予算の減額等)に従った最終処理の内容が報告・了承された。

イ 関係者に対する責任追及

 我が国の提案に基づき,昨年の理事会決定を更新・再確認する形で,損失を生じさせた投資を決定・実行した前事務局長らに対し,引き続き自主弁済を要求するとともに,今後,損害賠償請求に係る法的措置を講じることを辞さないことを,改めて決定した。

(2)プロジェクト向け資金に係る検討

 ITTOが行うプロジェクト向け資金の供給・調達のありかたについて,次回理事会に向けて検討を行うための作業部会の設置が決定された。


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