外交政策
第49回国際熱帯木材理事会(ITTC)(概要)
平成25年12月26日
平成25年11月25日(月曜日)から30日(土曜日)まで,横浜において,「第49回国際熱帯木材理事会」が開催されました。
1 概要
国際熱帯木材理事会は,横浜市に本部を置く国際熱帯木材機関(ITTO)の最高意思決定機関です。ITTO加盟国などの出席により年1回開催され,ITTOの活動目的である世界の熱帯木材貿易及び熱帯林の持続可能な経営に関する事項のほか,ITTOの運営や予算に関する事項についても議論を行いました。
2 日程・場所
- (1)日程:平成25年11月25日(月曜日)~30日(土曜日)
- (2)場所:ガボン(リーブルビル)
3 参加国・出席者
- (1)加盟国:32の加盟国及びEUから政府担当者等(理事会ホスト国であるガボンから首相及び林業大臣並びにコンゴ共和国林業大臣も出席)。
- (2)我が国:外務省及び林野庁担当者
- (3)オブザーバー:「2006年の国際熱帯木材協定」に加盟していない国(タイ等),国連森林フォーラム(UNFF),国連食糧農業機関(FAO)等の国際機関,NGO,民間団体等の関係者
4 主な結果
- (1)2006年の国際熱帯木材協定の発効
- 平成23年12月17日に発効した「2006年の国際熱帯木材協定」の締結状況について,新たにコロンビア,ブラジル,コスタリカの3か国が締結し,11月25日時点で66の国とEUが加盟していることが報告されました。
また,現行事務局長の任期が2015年11月5日までであることから,次期事務局長の選出方法や公募要件に関する決議案が提案され,全会一致で承認されました。 - (2)プロジェクト等への支援
- 今回の理事会では,各国から25件,合計1,009万ドルのプロジェクト等に対して拠出が表明され,我が国からは合計331万ドルの支援を表明しました。 また,春期の拠出分を加え,2013年の加盟国,民間セクター等の全ドナーから表明のあった任意拠出金の合計が約1,570万ドル(うち我が国拠出額:531万ドル)となったことが報告されました。
- (3)第50回及び第51回理事会の開催日時及び場所
- 第50回理事会は,2014年11月3日から8日に横浜にて,第51回理事会は,2015年11月23日から28日にマレーシアにて開催することが確認されました。