持続可能な開発のための2030アジェンダ

令和元年8月30日
セス国連訓練調査研究所総代表・国連事務次長補による阿部外務副大臣表敬の様子
本30日,午前11時30分から約30分間,阿部俊子外務副大臣は,第7回アフリカ開発会議(TICAD7)出席のため訪日中のニキル・セス国連訓練調査研究所(UNITAR)総代表・国連事務次長補(Mr. Nikhil Seth, Executive Director of United Nations Institute for Training and Research and Assistant Secretary-General of the United Nations)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
 
1 阿部副大臣から,「日本とUNITARとは広島事務所を通じて従来から緊密な協力関係にあり,今後も協力を深めていきたい」,「UNITARがSDGsを実現すべく人材育成に取り組んでいることを評価している。南スーダンにおける起業家育成研修といったUNITARが従来から実施しているビジネス分野の研修を含め,人材育成分野はTICAD7でも重視している」旨述べました。
 
2 また,阿部副大臣から,「広島事務所が所属する持続可能な繁栄局は包摂的・持続的な経済成長に向けて取り組んでいると承知しており,日本として可能なサポートを行っていきたい」,「広島事務所が実施する研修,特に中東・アフリカ諸国を対象としたものや,核軍縮・不拡散研修は引き続き重要であり,よく協力していきたい」旨述べるとともに,「UNITARにおける邦人職員採用・昇進への更なる努力につき改めてお願いしたい」旨述べました。
 
3 これに対し,セス総代表から,UNITARに対するこれまでの日本からの協力に感謝している,今後,TICAD7でも重視されているアフリカにおけるビジネス分野の人材育成を中心として,日・UNITAR間で一層連携していきたい旨述べるとともに,UNITARは邦人職員の採用・昇進に関してできる限りのことを行っており,現在の邦人職員の割合は10%を占めている旨述べました。
 
[参考]国連訓練調査研究所(UNITAR)概要
1965年に設立。国連自体の能率を高め,平和と安全の維持及び経済社会開発を図ることを目的とし,開発途上国の行政官の研修及び国連の機能・目的に関連する調査を行うことを主な任務としている。 事務局本部はスイス・ジュネーブに所在し,広島事務所は2003年に中国・四国地方唯一の国際機関として設置。

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