気候変動
損失と損害(ロス&ダメージ)に対応するための新たな資金措置(基金を含む)の運用化に関する決定の採択について
令和5年12月1日
- 11月30日、アラブ首長国連邦・ドバイで開催中の国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)において、損失と損害(ロス&ダメージ)に対応するための新たな資金措置(基金を含む)の運用化に関する決定が採択されました。
- これを受け、我が国から、この決定の採択を歓迎するとともに、基金の立ち上げのため、1000万米ドルを拠出する用意がある旨を表明しました。
- 我が国は、基金が、気候変動の悪影響に特に脆弱な途上国への支援のため、早期に運用開始されることを期待し、基金の適切な運用に向けて、今後も積極的に議論に貢献していきます。
(参考1)
ロス&ダメージとは、気候変動の悪影響に伴う「損失と損害」。2022年のCOP27での決定を踏まえ、本年のCOP28では、特に脆弱な途上国を支援するための新たな資金措置及び基金の運用化に関する決定が採択され、新たな基金が世界銀行の下に設置されること等が決定された。
(参考2)基金に対する各国のプレッジ額
- 日本:1,000万米ドル
- 米:1,750万米ドル(議会に要求中)
- 英:4,000万ポンド
- 独:1億米ドル
- UAE(COP28議長国):1億米ドル
- EU:2億2,500万ユーロ(独を含む)