気候変動
緑の気候基金(GCF)第1次増資ハイレベル・プレッジング会合(結果)
令和元年10月28日
- 10月24日~25日,緑の気候基金(GCF)第1次増資ハイレベル・プレッジング会合が仏パリで開催されました。
- 緑の気候基金(GCF)は,開発途上国の温室効果ガス削減(緩和)と気候変動の影響への対処(適応)を支援するため,気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)の下に設置されている基金です。第1次増資に向けた今次会合では,ル・メール仏経済・財務大臣が主催し,我が国を含む27か国から合計約97.8億ドルの拠出表明が行われました。
- 同会合では,我が国を代表して,GCF理事を務める髙杉優弘外務省国際協力局審議官から,日本の拠出について発表しました。
- 日本政府としては,今次増資において,国会の承認が得られれば,GCFの活動状況に応じて,最大15億米ドルを拠出する意向です。 また,今般の追加拠出にあたり,GCFに対し,(1)「質の高いインフラ投資に関するG20原則」に基づく案件の推進,(2)「適応」のうち50%以上を小島嶼国・LDC・アフリカに配分する目標の達成,(3)より広汎な知見を活用したGCF事業の推進,(4)GCF事務局における公平な職員構成の実現,の日本が重視する4つの課題に改めて取り組むことを強く期待しています。