気候変動

平成30年3月6日
(写真1)緑の気候基金(GCF)第19回理事会の様子

 2月26日(月曜日)から3月1日(木曜日)まで,GCF事務局本部(韓国・ソンド)において第19回緑の気候基金(GCF)理事会が開催されました。理事会の概要は以下のとおりです。

  1. 理事会冒頭には,2018年の共同議長としてスウェーデン(先進国側)及びニカラグア(途上国側)が選出され,新共同議長のもと,GCFの各種ポリシーや事業提案などに関し議論を行いました(日本からは理事及び理事代理が出席)。
  2. 今回の理事会では,前回の理事会にて試験的な実施が承認された簡素化された案件承認プロセスによる第1号案件を含め,過去最多となる事業提案23件が審議され,議論の結果全ての案件が承認されました。また,先住民政策や,環境・社会政策などのGCFポリシーも採択されました。
  3. 次回第20回理事会は,2018年7月1日から4日にGCF事務局所在地である韓国・ソンドにて開催される予定です。
  4. 昨年10月の第18回理事会にて,GCF事務局の職員数を140名から250名まで増員させることが承認され,今回理事会の場で新規採用職員の紹介があると共に,事務局では職員の多様性確保に努めており,現在56か国の職員が活躍中である旨発表がありました。
  5. 今回の理事会において,日本は理事を務めている塚田外務省国際協力局参事官が事業提案の審議をはじめとする各種の議題の討議に積極的に参画し,GCFの円滑な業務運営に貢献しました。日本は今後もGCFの活動に積極的に関与していくと共に,特にグローバルな課題である気候変動問題に携わる人材の増加に向け取り組んでいきます。

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