気候変動

令和6年9月26日
ステートメントを行う中村地球規模課題審議官(接写)
ステートメントを行う中村地球規模課題審議官(遠写し)

 現地時間9月25日午後5時(日本時間26日午前6時)、第79回国連総会にニューヨークを訪問中の中村地球規模課題審議官は、海面上昇がもたらす脅威への対応ハイレベル会合に出席し、ステートメントを実施しました。なお、同ハイレベル会合は、国連総会において気候変動による海面上昇の問題について扱う初めてのハイレベル会合となります。

 ステートメントにおいて、海面上昇がもたらす脅威は国の安全保障に関わるだけでなく、人々の生活を脅かしており、人間の安全保障の観点からも対処すべき課題であると指摘し、我が国は、気候変動により海岸線が後退した場合も、国連海洋法条約に従って設定された既存の基線の維持は許容されるとの立場を表明していること、島嶼国を始め気候変動の悪影響に特に脆弱な国々に対し、持続可能で強靭な経済・社会を構築するための支援を行っていくため、資金援助や技術支援を通じて気候変動に伴う海面上昇に脆弱な国々に寄り添い、強靱性強化やエネルギー移行及び脱炭素化支援に取り組んでいく旨述べました。


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