国連

前原外務大臣の「革新的資金調達に関するハイレベル非公式会合」への出席(概要)

平成22年9月21日

(写真)革新的資金調達に関するハイレベル非公式会合で発言する前原外務大臣


 9月21日(火曜日)15時30分から18時15分まで,国連総会出席のためニューヨーク訪問中の前原外務大臣は,国連本部にて開催された「革新的資金調達に関するハイレベル非公式会合」に出席したところ,概要は以下のとおりです。(なお,日アフガニスタン外相会談のために一部退席。)

  1. 本件会合は,我が国が現在議長国を務める「開発のための革新的資金調達に関するリーディング・グループ(LG)」の主催によるもの。日(前原大臣),仏(クシュネール外相),ベルギー(ミシェル開発協力大臣)が共同議長を務めました。本件会合では,共同議長に加え,ヨルダン,スペイン,ノルウェー,ブラジル,セネガルなど関係国の出席者や,OECD,UNDP,UNESCO,WHO,欧州委員会といった関係機関のハイレベル等が発言を行いました。
  2. 前原大臣は開会式において発言し, 革新的資金調達に関する国際的な議論を拡大する意思を表明し,「各国が革新的資金調達の重要性を理解し,立場や意見の相違を超えて,LGにおける議論に加わるよう」呼びかけました。また,革新的資金調達が,1)新たな手段による資金調達であること,2)既存資金に対して追加的な資金の調達であること,3)安定した資金動員に必要な持続性と予測可能性を備えていること,という原則を示すとともに,12月に東京で開催する第8回LG総会により多くの国の参加を得ることにより,国際的な開発目標に貢献する意思を示しました。
  3. 各国・各機関の発言者からは,革新的資金調達の必要性や,その実現に向けて政治的意思を示すことの重要性が強調されました。また,革新的資金調達に関する各種の具体的な取組が紹介された他,今後の課題についても活発な意見交換が行われました。

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