国連

中曽根外務大臣とデスコト国連総会議長の会談(概要)

平成20年9月29日

(写真)


 9月27日、第63回国連総会出席のため訪米中の中曽根外務大臣は、国連本部内にて、デスコト第63回国連総会議長と会談を行ったところ、同会談の概要は次のとおり。

1.総論

 中曽根大臣よりデスコト総会議長の就任について祝意を表明するとともに、今次国連総会において、気候変動、開発、国連改革等を始めとする国際的な諸課題について緊密に協力を行って行きたい旨述べたのに対し、デスコト議長より、ぜひ協力していきたいと応えた。

2.安保理改革

 中曽根大臣より、特に安保理改革については、常任・非常任理事国双方の拡大が必要との考えであり、ケリム前総会議長の主導により安保理改革に関する政府間交渉の開始がコンセンサスで決定されたことを歓迎、政府間交渉のできるだけ早い開始に向け、貴議長の積極的な取り組みを期待する旨述べた。デスコト議長より、安保理改革を前進させる時である旨の発言があった。

3.人権

 中曽根大臣より、我が国は、本年5月の人権理事会選挙で再選を果たし、人権の問題についても引き続き建設的な役割を果たしていく考えである、本年は世界人権宣言60周年であり、我が国も国内でイベントを実施する予定である旨述べた。デスコト議長より、自分としても日本と協力していきたい旨の発言があった。

4.人間の安全保障

 中曽根大臣より、我が国は人間の安全保障の観点から、国際社会の目標達成に向けて、TICAD IV及びG8サミットにおいて取り組んだ、今後も尽力したい旨述べた。

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